多分中国の不動産はかなり値上がりするでしょう。 北京周辺の物件に投資しておけば、かなりの確率で値上りするように思われます。
経済もガンガン伸びてて、北京オリンピック等のインフラ整備で猛烈に開発されています。
更に、オリンピック後も、かなりの要素が考えられます。
「これだけ条件が揃っていればもう買うしかない!」
「値上がりするのなら良いに決まってる!」
果たしてそうでしょうか?
中国の不動産が値上がりするのなら買うべきか、という事ですが、本当のところどうなのでしょうか?
ちょっと調べてみたのですが、北京の周辺の、日本で言うファミリータイプ程度のマンションで、数千万円位する様です。
「2,3千万とかで買えるのだったら、結構騰がってるという話なのにお手頃じゃん!」
確かに、東京等のマンション等と比べたら、意外に手頃の様な気もしそうです。
でも良く思い直してください。 東京は世界でも有数の不動産が高いところです。
それに日本と中国の物価の差を考えてみて下さい。
とてもではないですがお手頃価格とは言えないようです。
それに、皆あまり気にしていないのか、分りませんけれど、中国は最近バンバン資本主義を取り入れていますが、一応社会主義の国です。
土地は買えませんので、借地権のマンションということになります。
借地権での投資自体が問題ある訳ではありませんが、借地権のマンションなのに、数千万の中国のマンション.
また、中国では建物に関するトラブル(欠陥、手抜きなど)がかなり多いそうです。
ところで東京で借地権のマンションっていったい幾らくらいでしょうか?
そう考えると、既にかなり高い事が分ると思います。
それでも多分中国の不動産は騰がると思います.
でも投資を考えるのならば、あなたにとって手頃かどうかでなく、物件として妥当な価格として考えなければなりません。
「でも、騰がるのなら良いのでは?」
確かにそうとも言えますが、不動産も他の金融商品となんら変りません。
どれだけの収益が見込めるかを考えなくてはなりません。
騰がるかどうかだけの不動産投資では、騰がらなかったり下がった場合、物件を維持し続ける事が出来ますか?
賃貸に出すとして、利回りを考えて、まともな収益が期待出来る家賃で貸し出せるのでしょうか?
実際に借りる事が出来るのは一部の富裕層になると思います。
普通、高額物件ほど家賃収入による利回りは悪くなります。
さらに、もっと大きな問題があります。
折角物件が値上がりしたので、売却して利益を得たとしても、中国では国外に自由にお金を持ち出す事が出来ません。
投資のお金を持ち込む事が出来ても持ち出すのが簡単に出来ないという事です。
そして、一番重要な事なのですが、不動産に投資するというのは、その不動産のある国に投資すると言う事に他なりません。
不動産は何かあってもそこから移動させる事は出来ません。
不動産は、そこの法律によって価値が全く変ってしまいます。
法律が変れば価格も一変する事もあります。
日本の住宅地と農地をイメージして下さい。
全く同じような物件が隣接してあったとしても、住宅地と農地では全く価格が違います。
農地は法律によって色々な制約があるので、住宅地と比べればかなり安くなります。
しかし農地から住宅地に区分が変れば価格は激変するでしょう。
また、不動産に関する法律も国によって全く違います。
日本が景気がよかった頃にこぞって海外不動産に投資すると言う事がありましたが、日本の不動産の感覚で投資した人たちの多くが失敗して大きな損害を被りました。
逆に日本の景気が悪くなって、日本の不動産が大暴落したのを見たアメリカなどの大手機関投資家などが、 これもまた自国の感覚で日本の不動産を買ってひどい目にあうということもありました。(これで手痛いダメージを受けた企業が政府を通して日本の政府に圧力を掛けたというオマケが付いて来ました)
ここでちょっと話は変りますが、バブルと呼ばれた時代に日本の企業が、大企業から中小企業まで、 こぞって生産拠点を中国などの人件費などの物価の安い国に移した事がありました。
その時に中国で実際に起こったことなのですが、何年も掛けてやっとの思いで、現地工場を軌道に乗せて、 やっとこれから利益が出せると言う時に、いきなりどう考えても採算の取れないような、 大増税やら従業員への待遇を大幅に変えるように当局から指導がある等が続発したそうです。
それで日本側の企業が、当初の契約や話と違うではないかと言う抗議をすると、
「そんな事は無い。実は今までが特別にしてあげていたんだ。 それを元の待遇に戻すだけだ。」
みたいな寝耳に水と言うかキ弁の様な事を言われたそうです。
それで泣く泣く、諦めて撤退した企業が続出したみたいです。
また長期で中国政府と契約していたのに、経営が軌道に乗った途端に、一方的に中国政府が契約を打ち切る(もちろん違約金も補償もなし)と言う荒業も行われた様です。 アメリカの有名な大手企業Mもやられてました。
相手が国ですから、一企業ではどうしようも無いですよね。
日本の政府が何とかしてくれると言うのなら別ですが、何とかしてくれたと言う話は、残念ながらひとつも聞いた事がありません。
要するに、よそから資本を出してもらって、設備投資して貰う。
更にノウハウも貰った。
あとは自分たちで出来るから、外国の方はそのまま帰って下さいと言う話ですね。 まさにタダで丸儲けと言うお話です。
不動産に投資すると言う事は、経済や政治、法律など全てひっくるめて、その国を信頼して投資すると言う事なのです。
わたしは、海外で不動産投資してますが、今のところ中国は考えられません。
中国の経済成長は魅力なので、中国人民元や中国株は投資の対象に入れても中国不動産は怖くて出来ません。
あなたは中国の不動産に投資してみたいですか?
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05/05/21更新 05/05/20追加
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